今回の中込オススメ本は、『大往生したけりゃ医療と関わるな』。・・・ご紹介します。
著者の中村 仁一さんは、老人ホームの診療所に勤務する70代の現役医師で、数百例の「自然死」を通して、「治療せずに、
がんで死ぬのが一番」という結論にたどり着いたそうです。また、ご自身が主宰する「自分の死を考える集い」は、
16年続いています。
病に冒された年老いた人間に何もしないなんて、一見、薄情なことです。でも、本書では年老いた人体に備わる優れた
機能の 解説や、筆者の実体験を読めば、何が何でも治療してしまおうという価値観が、むしろ自然の摂理に反しているよう
にも思えます。
文章がとても小気味よく書かれているため、「医療に関わるな」という高齢者医療への強いアンチテーゼが、すっと頭に入って
きます。本書は、高齢者自身が自分の生き方を考えるのに最適な本であるだけでなく、高齢者を抱える家族が人生について
話し合うきっかけにもなる良書です。( ・∀・)/
管理人:NAX
コメント
北海道はまだ寒いです。
保坂社長ご夫妻といろいろお話できて勉強になりました。
それでは失礼します。